思い出したので少し書くことに。フライブルグは本当によい街でした。クライストチャーチが嫌だというわけではないのです。フラットは面白いし、仕事も面白い。

人口20万程度の街ですが(ドイツの街の規模にしたは大きい)、文化的に成熟した場所でシアターが3つそしてアマチュアのオケが最低3つくらいあって、さらに大学のオケが複数(覚えてない)あり、毎週のように音楽会に行くことができた。
音楽だって簡単にしかも安く習うことができて、私など子供のころ習いっぱなしだったピアノ、サックスとリコーダーをやった。なので子供を育てるには非常にいい場所だと思った。
またまた、教会でも毎週、私などのような非クリスチャンでも気軽にパイプオルガンコンサートを聞きに行くことができた。路上でもプロの卵の音楽家になる音大生が演奏していたので音楽は、無意識のうちに生活に密着していた。
しかもあの、日本のバイオリン会の星の彼らとふつうに食事したりできるのであった(いやー、感動しましたよ。彼らと飲みいけたときは)。
オペラハウスこそないが、オペラもバスで30分いった場所で南ドイツ屈指のゴージャスオペラハウスでオペラが鑑賞できたし、少し足を伸ばせば、チューリッヒだって近いし、もうちょっとがんばれば、フランクフルト経由でプラハ、ブタペスト、ウィーンのオペラ三昧な旅を満喫だってできた。

この前、同僚のオランダ人の女の子に誘われて、実はブラスバンドに入った、というか連行された。彼女と楽器の話をしていてずるずると話がそっちの方へ行き即入会となったのである。私はこっちに楽器を持ってきていない。重いし、練習する場所ないし、あと1年くらいしかいない予定なのでもういいやーと思ってこの前日本に帰ったときも持ってこなかった。ので、楽器は彼女のを借りている。が、初めてみると面白いし、メンバーがコメディにでてくるような人間が揃っていて雰囲気が最高である。10代から50代くらいまでごっちゃ混ぜの団体で、ものすごい田舎の町に所属している。でも歴史は古く戦前からやっているらしい。
練習場所が遠くて(自動車で家から1時間弱、職場から20分程度)、いつまで続くかわからないけど、まー面白いのでとりあえず気分転換に続けてみることにする。