先週末はダニーデンに行きました。オタゴ半島は本当にすばらしい場所で、また時間を取って訪れたいなあと思っています。
ひとりでうろうろしていた時に、自動車のなかに鍵を閉じ込めたりしてしまって初めてAA(日本のJASみたいなものでしょうか)に電話してきてもらうという去り際1ヶ月ちょっとで初体験をしました。

主目的は、去年もきたH大のK先生たち御一行がやって来たので会いに行きました。3日一緒に過ごし、いろいろと遊んでもらい、丘を歩いたりアホウドリを見に行ったりしました。そしてついでにオタゴ大学の植物生態の研究室のグループのパーティにも連れて行ってもらえました。アラスカからサバティカルで来ていた、“えらいひと”S.C.3世さんも居て吃驚な展開でした。S.C.III世さんは最近は社会学や経済なども考慮にいれた研究を勧めているような論文を最近みたことがあったのだけど、やはり最近はそういう方向に向かっているようだった。自然科学的な研究の基礎がきちんとしている業績もちゃんとある人がこういう方向に進んでもあまり咎められないし、それなりの結果や考察がされているけれども、はじめから“学際や分野横断”な研究を志向すると大変なことになりそうだなーとふと考えてしまったのでした。
オタゴ大のえらい人にも会えて、70代後半なのに未だに高山植物をメインに研究を続けていらっしゃって、現役でフィールドにも出かけてている人が実は私の研究所の同じグループにいる研究者のPhDアドバイザーだったという事実が判明したりしました。NZもそうだけど、定年で退職してもきちんと大学に所属できて研究を続けることができるシステムが存在するのはすごいなあと考えました。優秀な研究者はおそらく90歳になっても優秀なのでそのようなシステムがあることは国にとっても有益なのではないかと考えています。(日本はどう頑張っても67歳くらいですかね?)

K先生たちと歩きにいった“丘”は天気が悪くてガスがかかっていてはっきりいって10m先は何も見えないという条件でした。が初めて純マヌカ林をみました。でもおそらく火山灰の土壌で成長が悪くひょろひょろしたマヌカが5mくらい成長していたり、非常に滑稽な景色が広がっていました。