ずいぶん長らく、日記を放置してしまった。
年末年始は長らく日本に帰って、日本の東から西へと行ったり来たりしていたためだ。なんだか、この横断旅行でちょっとばかり大人になったような気もしている…。
久しぶりに新幹線を多用し、名古屋−福岡間が往復25000円で、しかも片道3時間半という時間で行ったりできるということで、感動的であったりした。飛行機を避けたい身としては大変うれしい。

日本でいろんな形態でポスドクをしている友人やら、いろんな研究室の人にお話を聞いたけれども、ポスドクの待遇にも雲泥の差があってちょっと考えさせられた。給与の待遇、仕事の内容やらさまざまであった。ある研究所のPIの人と行き着いた結論は、お金を管理しているボスに経営能力がないという場合が多々あって、給与を貰っている側の人間もどのような契約でお金を貰っているのか理解できていないという場合、そのポスドクやら、その研究室の人間関係が最悪の事態になるということであった。

そんな話の一方で、華やかな一般企業勤めの人間の話を聞くと、今年はどうやら本当に好景気であったようだ。奢ってもらえるからいいけど。得に虚業の代表と言われる商社なんて、ボーナスがウン百万なんて、誰かの年収なのではないかと。それは、最悪な雇われ方をしているポスドクの年収の2倍だったりするかもしれない。
といまさらながら、世の中の仕組みがわかりつつあるような気がしてきた。これが“きゃぴたりずむ”というものか。