研究室セミナー。
ブナ林の成長モデルを、分子レベルのパラメーターまで用いてプロセスベースで作ろうとしているプロジェクトの発表だった。
私が研究室でも比較的仲良くしている学生であったので、バックグラウンドの知識が或程度あったので、聞いていて良く理解できた。今度は、二酸化炭素濃度と一酸化二窒素の濃度をコントロールする実験を始めるらしい。ということで、私も興味があるので、一緒に何か組み合わせて実験をやることになった。指導教官もOKだということで、一緒に準備をはじめるとしよう。

でもまずは自分のコントロール実験を始めないといけないので、そのための下準備を今日から始める。植物を水耕栽培にするための、溶媒をつくった。テクニシャンの話を適当に聞いて、塩を測定して水に溶かしていたら、なかなか解けないんでイライラして発狂しそうになったので、叫んでいたら、そのテクニシャンが来て“だから言ったでしょう。一つづつ溶かして、混ぜないと一生かかってもとけないのよ。こんなことしたらあなた狂い死にするっていったじゃぁない。いいから私のいうことを聞きなさい。”といわれた。あと、このテクニシャンの言うとおりにやっていたらうまくできた。
あとスターラーも適当に使っていたので、“あなた大学で今まで何をやってきたの?”と言われた。屈辱でも、仕方ない。私はずっと、というか今でも一応フィールドワーカーなので、実験室作業は未だになれていないのである。

明日は、研究室の同僚がドクターのディフェンスをする日だ。ファースト論文と共著合わせて6本持っているので盛りだくさんの内容だったけど、結局D論は3本の内容に絞ったみたいだ。