葉っぱからのメタン放出のNature論文をまだ、じっくりと読んでないのだけど、今日は、オーストラリアからのゲストのPhD学生に聞いてみた。彼女が言うには、土壌からのガスがXylem Waterによって運ばれたものだろうといっていた。論文執筆者が植物をやっている人たちではない。その辺の視点が抜けているのではないのだろうか。でも、論文のタイトル読んで、あと、一般的な報道を見ている限りでは、植物が温室ガスを大量に放出している、葉内の代謝によってメタンが生産されているというような感じに聞こえてしまう。実際、土壌からの運搬であるのならば、確かにその根源は植物体ではあるけれども、植物の代謝によって生産されたものではない。私もはっきりと読んでいないので何も確かなことはいえないけれども。
でも今、私がやろうとしているコントロール実験がまさに、メタンではないけれども、土壌中というか根圏で生産されたCO2のXylem Waterによる運搬についてやろうとしているのでホットな話題である。

今日は、重水素の測定のためのサンプル処理をしようとしていたら、バキュームラインが壊れた。ガラス屋さんに2年前に作ってもらったときの注文書と設計図をFAXしようと思ったら秘書さんがもう帰ってしまっていて、部屋に鍵がかかってしまっていてFAXが使えないことになってしまっていた。ということで使いなれない、スキャナーを使う。私には、使いなれないものを使うことは、一仕事。