わたしのあいどる

某氏が2週間我が研究所に短期で滞在し、去って以来楽しみが減少した(内輪ネタです、ごめんなさい)。極寒の国へ戻ってしまって以来、私の脳内ホルモンの分泌は減少し、研究室に行き来する際ににやにやする頻度が減ってしまった。そしてなんとなく肌つやも悪くなってきた。

ということで、再び、うちの研究グループの教授の観察に専念することにした。彼と二人きりでミーティングをするときは本当にドキドキする。彼はもう60歳なのだけど、声がダンディでしかも身なりもかなり素敵なのである。私の“素敵”とは、つい先日まで裸足+草履で過ごしていたり、最近は若干寒くなったのでズックに変化した。そして、首には手ぬぐいマフラーである。おそらく、シャツは2枚ほどしか持っていない様子。そして、奥さん(米国人)とはもちろん別居で、京都に移ってきた当初は家具はローソク一本という生活をしていた。そして、噂に聞くには、鴨川の橋の下に“おともだち”がいるということ。

今日はお昼に彼のお気に入りのそれらの履物の入手場所についてお話をした。
彼のズックは、作業服やらを売っている京都の寺屋通りにある小売店でいつも同じものを購入しているらしい。そして2ヶ月に1回は買い換えていて、今までに履き潰した靴もコレクションしていてそのうち、展示会をする予定であるということであった。
そして、夏シーズンの草履は、これもまた違う小売店であるがそこで毎回同じものを購入していたらしいが、今回製造中止になったらしく、在庫も少なくなってきたということで、先日3足ほど買い占めてきたらしい。

先日、近くの芸術学部のある大学を歩いていたら、彼は声をかけられインタビューを受けたらしい。最後には彼の履物の写真を激写され、ご満悦だったらしい。