週末は、再びスイスへ。
ユーロ高でなぜかスイスフランは連動していないので、なんだか物価の高いスイスへ行くことにあまり違和感がなくなったという感覚の麻痺で最近は月に2回くらいの頻度で通っているような気がする。

知り合いの日本人宅の大家さんが、カントンSchwyzにある古い森Moutathalという場所に連れて行ってくれるということでいった。私はスイスの森(山ではない)といえばGraubuendenが一番いいと思っていたのだけど、こんな近場にステキな森があるとは思っていなかった。
この大家さん、心理学者なのにいろいろ知っていてウンチクを語りまくって、ハイキング中全く飽きることがなかった。
石灰岩のベッドロックで樹があまり根を張れず、樹齢は古いのだけれどもあまり大きくなることができないらしい樹木たちだった。湿潤であまりこの辺でみることのない、苔やら羊歯、地衣類も予想を超えた多様な世界だった。
樹木に地衣類が絡まっていて、衣を着たみたいだった。富士山でみたことがある光景だった。
大気汚染の指標にもなっているらしい。
高山植物は名前が分からないものがあったので、帰って調べたけれども、私の持っている図鑑はあまり詳しくなくしかも花が大きく写っていないので、未だに分からないものがある。Euphrasisっぽい花だけれども。確信がないので、現物をこそっと持って帰っていた、Tさんに特定できたら教えてくださいとメイルをうつ。
ここの低い山は山口の秋吉台に似た景色だった。石灰岩だからか。。。