悪者教授から研究室のドクターの学生全員にメイルが来る。
明日から私たちはサラリーマン的生活を強いられることに。朝9時に来て、最低5時まで研究室に‘滞在’していなければならないらしい。
私は‘最低5時’という表現にも違和感を感じてしまう。この言葉の裏には‘5時になったら帰ってもいいよ’ということなのか?たとえ終わらせるべき実験が途中であっても、それを次の日に残して帰ってしまってもいいということなのか?

ドイツのたいていのドクターの学生はハーフジョブとして、アカデミックポジションを与えられている。なので、プロジェクトおよび大学からの拘束時間は1日4時間程度のはずである。しかも、‘けんきゅう’とはクリエィティブジョブであるはずなのに、こんな風に時間を拘束して、自由度を低くして、生産性、創造性が高まるとでも思っているのだろうか?私たちはマスプロダクションに従事する集団なのか?