幼馴染と旅行した。レンタカー借りて、うろうろと。

この休暇中に指導教官から家に電話があって、新年早々リジェクトされ、追実験後、同じ雑誌に再投稿した論文がアクセプトされたという連絡があり、気分がハイになり、いろんなところで散財してしまった。学生生活がながく、かなり貧乏性な私レベルでの散財なので、たいしたことない、と幼馴染に言われる。あと、指導教官にも私が携帯を持っていないのでつかまらん、と文句を言われた。

Fondation Beyelerの美術館は前から行こうと思っていたけど、予定を伸ばし伸ばしで行かず、であったが、彼女が来ていい機会であった。テンポラルでHenri Matisseをやっていた。あと常設美術館所有は主に19世紀後半から20世紀前半の抽象画家などの作品Klee, Picaso, Miroとか印象派Monetなどがあった。Rousseauの絵も一点所有していると案内に書いてあったのに、お目にかかれなかった。あまり大きい美術館でもなかったのに、どこで見逃してしまったのか...。
Mattiseの絵は実は、私は彼の作品の後半のスタイルしか知らなかった。ビビッドカラーの切り絵とダンサーの絵などよく教科書にでてくるようなスタイルしか私は印象になかった。


それにしても、何年も会わずとも幼馴染とは不思議と通じ合う、なんか老夫婦のような感覚で付き合える。原風景というものを共有していると感じた。好きなものも嫌いなものも小さい頃から原型は変わっていない。

芸術系の大学に進学した彼女は、職人肌、芸術肌という点で、研究を生業としている人間と通じるものがあって、そんな彼女との会話は本当に面白かった。頑固で譲らない自分流のやり方というものを持っているし、周囲に流されない態度というのは見習わなければ。