今日のセミナーは、ワイナリーの息子で、地元とその周辺(BadenとかMoselとか)のワインの同位体を測定しまくって、最近Diplomを終えた人の発表だった。
スライドのデザインも私好みで、さすがワイナリーの息子でしゃべりもうまく、商業的で、面白かった。50分とかなり長い発表だったけれども。その発表後には、ワインが振舞われるというサービスもあった。高級赤白ワインとシャンペイン、2003年産ということで甘みがあって、フルーティでおいしかった…。
でもあの液体の水素同位体比の値は怪しい…。

ススペクトロメーターテクニシャンがホリデーで不在である。酸素同位体比と水素同位体比を測定するTCEA-IRMSのシステムがずっと壊れていて、なぜだか、今日、そのテクニシャンが去ったのと同時にシステムが使えるようになったと教授から連絡があり、あるPhDの学生が測定しようとしたのだけど、まったく作動しておらず、温度は上がらないわ、TCEAとマススペクトロメータは連結されてないわ、でかなりいい加減なことになっていた。
テクニシャンは、職人であるべきだ。