雪が積った上に自転車が故障中なので、先週1週間は歩いて研究室へ赴いた。徒歩30分程度であるが、朝の目覚めには大変良いし、帰りは頭を休ませるにはちょうど良い時間である。寒いし、バスや電車を凍えながら待つより、自家発電したほうが私にとっては良いと感じている。
あれだけ散歩が大好きな国民、ドイツ人なのに家から歩いて片道30分かけてくるのは、“やや変態”とカテゴライズされるらしい。時間の無駄ということか。“効率的”(私はたいていの場合効率的だとは思わないが)に物事をすすめるのを、“賢い”とする大多数のドイツ人。毎日ご飯を作る時間さえ無駄だと感じている人間にとって生き返りで1時間も消費するのは大損害なのであろうか。