冬時間だった。というのをまたいつものごとく忘れていて、朝はいつもより1時間早く研究室へ到着する。私はこのシステムにはいつまでたっても慣れないという自信がある。

研究室に到着して外からみたら窓際の電気が全部消えていたので、なんだかおかしいと思いつつ中へ入ったら、学生部屋には誰もおらず。いつも私は、ほぼ最後に現れる低血圧人間なのだが一番に来てしまった。とおろおろしていたら、指導教官が来たので軽くなぜ誰もいないのか質問してみたら、“そうだねぇ、水曜日が休みだから、月、火と休みをとってホリデーに出かける人がいるんじゃない?”と。そして、イタリア人が来てやっとフユジカンが始まったことを認識する。そしてパソコンの時計を確認してやっと自分の時計も調整する。

初めてヨーロッパに住み始めて冬時間イベントを迎えた日曜日の朝のことを思い出した。いつも日曜日の朝に見ていた“Die Sendung mit der Maus”が時間どおりに始まらなかったので、“なにがあったというのだ。この国民的番組がスキップされるなんてありえない”と激怒していたら、ドイツ人である同居人が冬時間であることを諭してくれた。そして当時同じ研究所のアパートで同居していたインド人と共に、1時間得した気になるような気分について話をした。し、なぜアジアで夏時間冬時間が適用されないのかということについて、このインド人に長々と自説を長々と力説された。