週末は、アルバイトのドイツ人学生の労働時間についてと、労働に対する態度について説教したので気分が悪かった。
というのも労働時間のカウントが研究室が記録しているものと彼女が記録しているものと異なるので、照合するために、自分のログブックを持ってきて、というリクエストを無視したので、ちょっと怒りを覚えて、きつく言ったら、逆切れされた、というものである。
彼女の契約は4月までで、4月の終わりまでにある決められた仕事を終わらせると約束したのにもかかわらず、終わらず、未だにだらだらとやっている仕事がある。来週で終わるといいけど、もう5月の3週目である。

この仕事が単純な仕事で、彼女にとって面白くないらしく、私は何回も文句を言われた。でもこっち側としてはこの単純作業の効率を上げるために外部から労働力をやとってやってもらっているもので、しかもこの契約をする際に私の指導教官や私にどんな作業か説明も受けていた。
しかも給料が与えられているのである。しかも契約書には“インターンではない、教育目的ではない労働。”と、明記されているのにもかかわらず、彼女は、“面白い仕事”を要求してくるのである。

そして挙句の果てに労働時間のカウントを故意か故意でないのか知らないけれども、ミスカウントしていたのである。

こんな風に自分の与えられた義務もろくに果たさずして、自己主張してくる態度には辟易としてしまった。

自分も学生生活が長くいわゆる社会にでて働いたことはないし、いろんなことにたいして考えが甘いかもしれないが、少なくとも、権利を主張する前に、約束や自分のやるべきことは最低果たしてからにしようと感じた。反面教師。

それから、自分よりも立場の低い人間を“説教”するのは結構難しいものであることが分かった。自分もろくな人間ではないので自分を基準にして相手に何かを要求してしまうと、基準がえらく低くなってしまう。