学会ポスターのアウトラインを作って、同僚とディスカッションした。的を得た助言に感謝。
彼女の学会で発表するデータも見せてもらった。年輪の成分の同位体を測定している人間で、同位体の値のばらつきについて、環境要因や生理要因などを絡めて研究をしている。2003年からのデータがあるのだけど、ちょうど彼女がここでPhDを始めた年はヨーロッパは記録的な猛暑の年であった。彼女は7月採用であったので、師部の有機物とか葉っぱとかのデータは、7月の後半からのデータしかない。少しはこれらのデータにも2003年度のextreme droughtな条件だったことを反映したデータが取れていたけど、年輪と合わせてもう少し前のデータも見たい!と思ってしまう。

私のポスターは極力情報を少なくして、濃いコメントをもらえるようにしたいという趣旨で作ることに。11月にワークショップがあって、大量の時系列データを公開してさらに同位体データということで、同位体データ解釈に慣れていない人間が見ると頭がおかしくなるようなデータだった。
今回の学会は規模もそんなに大きくないし、同位体生態学に限定した学会なので濃いコメントをもらえそうだ。まだ会ったことのない、研究者に会えるのが楽しみである。